講座の再開


昨日、久し振りに中等講座のメンバーを集めて講座をやってみました。
そろそろ、コロナ禍の影響がいろいろな形で現れだすと思うので、これまでコロナウイルスについて僕なりに考えてきたことをこの辺で話しておいた方がいいだろうと思って日取りを決めたのは一週間前でした。
ところがその直後、メンバーのNさんの勤める病院でコロナウイルス感染者が複数出たことがわかりました。講座でコロナウイルスに対して何ができるかを話す前に、それぞれがどういう気持ちでそれに向かい合えるかを考えて欲しいと思っていたのですが、架空の話ではなく急に現実味を帯びてきたので、「出席は覚悟ができた人だけにしてください」と伝えました。
しかし、その後も病院では感染者が増え、Nさんは保健所から「病院外での集会や接触は避けてください」と通達されてしまったので、昨日はNさん抜きで講座をしたわけですが、こういうことがいつ自分たちに起こるかわからないわけです。そのときになって自分がどういう風に振る舞うのだろうかということを想像することはいまからしておいた方がいいかもしれません。

中等講座のメンバーには医療関係の人が多いので、早めに講座をやりたいと思っていたのですが、やっぱりこういうことが起きました。
当たり前ですが、整体のアプローチは現代医療とは全く違います。検査、隔離、薬物投与ではなく、要らぬ災いを招かないための心のあり方と体の整え方です。

コロナ禍というのは、ウイルス感染だけのことではなく、これから社会の仕組みや価値観がいろいろと変わっていく時に身の回りで困ったことが起きていくことです。
そういうことを考えていく時期にもう入っていると思います。

初等講座や愉気の会も早くに再開していきたいと思うのですが、こちらの問題は人数です。今までと同じような多人数の講座はしばらくできないかもしれません。
人数を制限して予約制にして小規模に複数回に分けてやっていくとか考えていますが、みなさんのご意見もお聞かせいただけたらと思っています。